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2017年3月 5日 (日)

東京の「白山」


Photo ← 文京区白山5丁目の白山神社

小石川、というと、竹脇無我さんを思い出してしまいます。うなずいたあなた、私と同じ世代ですね。

私にとって小石川といえば「小石川養生所」しか思い浮かばない、ほかに何の印象も無い所だったのですが、数年前に、小石川という地名は加賀の石川郡に由来する、という話を聞いてから、俄然興味が沸いております。

小石川の地名由来について一般的には、小石の多い小さな川が何本か流れていたことから付いた、とされています。しかし、江戸幕府が編集した江戸の地誌「御府内備考続編」には、そのむかし加州石川郡より白山神社を勧請したことから小石川と呼んだ、と記されているとのこと。その「白山神社」は、現在、文京区白山5丁目に鎮座しています。

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 もともと白山神社が勧請されたのは本郷元町(本郷1丁目)の地で、天暦2年(948年)9月のこと。その後、江戸の2代将軍徳川秀忠が訪れた際に、この神社を足利尊氏が祈願所とした等の由緒に驚き、元和2年(1616)に小石川の地に移して敬ったそうです。

さらに4代将軍家綱の時に、後に5代将軍となる綱吉の屋敷を小石川の地に造営するため、白山神社は現在の場所に移されました。そのためか、綱吉と母の桂昌院は、特に篤く白山神社を信仰したといわれています。

 

文京区の「白山」という地名は、白山神社の門前町として村ができていった歴史を物語っています。その白山神社は、加賀の白山神社(現・石川県白山市の白山比咩神社)から勧請されたもの。つまり東京の「白山」のルーツは、石川県の白山にあるのです。

 

 石川県の白山比咩神社は、霊峰白山を神体山とする白山神社(全国に約3千社あるといわれます)の総本宮です。創建は2100年以上前と伝わっており、そんな遥か古代から、白山を霊峰と仰ぎ遥拝する人々の拠点があったことをうかがわせます。

 その白山に泰澄大師が登り、修験の山として「開山」したのが1300年前。今年は「白山開山1300年」を祝う催しが、白山麓の各所で行われます。この記念の年に、東京・文京区の皆さま、加賀の「白山」へお越しになりませんか?

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↑3年程前、東洋大学「白山祭」で配ってみた手作りチラシ

 

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